「質問したら負け」と思ってた。日本の会社で20年働いて気づいたこと
20年働いてやっと気づいた。「質問したら負け」って、もしかして逆…?
部署異動で見た「できる人」
新卒から20年以上、ザ・日本の会社で働いてます。この春、ずーっと技術系だったのに、いきなり海外事業部に異動になったんです。
で、新しい部署で驚いたことがあって。専門知識がめちゃくちゃあるわけじゃないのに、なぜか色んな人から「ちょっといいですか?」って頼られてる人がいたんですよね。
観察してたら、その人はとにかく周りに質問してた。「これ、どうでしたっけ?」「念のため聞きたいんですが」。正直、最初は「そんなことまで聞くんだ」って思ってました。
チャットを開いては閉じる選手権
異動したての頃、自分は質問するのが本当に苦手で。チャット画面を開いては「〇〇さん、お忙しいところすみません……」まで打って、消す。また打って、消す。謎の選手権、開催してた。多分、社内トップクラス。😂
結局1時間ひとりで悩んでから質問したら、「あ、それならこの資料見るだけですよ」って30秒で終わる、みたいな。私の1時間はどこへ…?
今思えば、ベテランなのに「こんなことも知らないのか」って思われるのが怖くて、「質問したら負け」って本気で信じてたんですよね。でも、できる人たちは違った。「聞かない方が負け」だったんです。
「クセが強いんじゃ!」事件
ある日、上司から「大至急お願い!」と連絡が。地球の裏側から。便利な世の中ですよね。依頼は、海外支店から送られてきた英文資料の翻訳。お、やっと役に立てる!と思ってファイルを開いたら、固まりました。
なんだこの英語。クセが、すごい。
AI翻訳に入れても、出てきた日本語がもはや日本語じゃない。しばらく格闘したけど、ついに白旗をあげました。「ボス、これ、分かりません…」。恥ずかしかったですよ、AIもあるのに。
そしたら周りの人たちが口々に言うんです。「ああ、あの人の英語ね」「クセ強いで有名だよ」。先に教えてくださいよ、その情報。
結局、その翻訳は専門の担当者でも5時間以上かかったらしい。私が一人で抱えてたら、一体どうなってたことか。その間に、自分は得意なデータ分析を進められました。
「分かりません」と伝えることは、仕事を放り出すことじゃない。会社全体の時間を守ることでもあるんだなと。そんな当たり前のことを、今さら学んだのでした。
