「手取り10万円台」が最多。日本で働く外国人のリアルな懐事情
日本にいる家族全員の月の手取り収入、最も多い層は「10〜19万円」。政府の最新調査でわかった数字です。
なんでこんなに少ないの?
厚生労働省が「令和6年外国人雇用実態調査」の結果を公表しました。
衝撃的なのは、世帯の手取り収入。34.8%の人が、税金や家賃、寮費などが引かれた後、月に10万円から19万円で生活しているという事実。次に多いのが「20〜29万円」で23.9%。
これは、あなたが自由に使えるお金のこと。食費、交通費、通信費、交際費、全部ここから。この数字、リアルに感じますか?
給料と残業のアンバランス
もちろん、これは手取りの話。額面の給料はもう少し高いです。平均で月27.4万円。
でも、在留資格によって大きな差がある。永住者など「身分に基づく」資格の人は月30.5万円。一方で「技能実習」は月21.0万円。その差は9万円以上。
さらに皮肉なのは、給料が一番低い技能実習生の残業時間が、月21.6時間と一番長いこと。一番給料が高い層は15.5時間。働いても働いても、なかなか楽にならない構造が見えてきますね。
借金して来日、そして仕送り
そもそも日本に来るために「20万円以上40万円未満」のお金を払った人が一番多い(22.6%)。中にはそれ以上かかった人も。
そうやって日本に来て、私たちの半分以上(54.8%)が母国に仕送りをしています。年間の平均仕送り額は、なんと104.3万円。
月に10万円台の手取りで暮らしながら、年間100万円以上を故郷の家族に送っている。この数字の裏にある生活を想像できますか。
会社側は、私たちを雇う理由のトップに「労働力不足の解消のため」(69.0%)を挙げています。国際化とか、特別なスキルとかじゃなくて、単純に人手が足りないから、なんですね。
